コニファーの伐採

今日は別件で訪問したお客さま宅にて、コニファーの伐採のご依頼をいただきました。
1.5mほどのコニファーが全部で6本あったのですが、ほぼすべて枯れ込んでしまっており、冬を前に切り株だけにさせていただきました。
枯れ込んだ理由は不明ですが、伺った時には冬囲いのネットが張られた状態になっており、あくまでも憶測にすぎませんが、北海道の冬を外で越冬するコニファーとは言え、越冬する植物の中でもひときわ寒さに弱いのもコニファーの特徴の1つで、すこし目の粗いネットでの冬囲いで、寒さに耐えきれず枯れてしまったのかな?と思いながら作業を進めさせていただきました。
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コニファーの冬囲いは、まずは枝葉に雪がつもり、その重みで枝が折れたりしないよう、三又しぼり(最低でも縄で枝葉が広がらないように縛る)を行い、さらには寒さ対策として、むしろ(最低でもかなり目の細かいネット)をまきつける必要があります。
また、私が住んでいる地域(北区南あいの里)のように雪が多い場所であれば、降り積もった雪で敢えて埋めてやるのもひとつです。これは雪でつくったかまくらと同じ原理で、ただ外の風雪の強い中に立たせておくよりは、雪ですっぽり覆いかぶせてしまった方が、風雪にさらされるよりあたたかく、コニファーに優しいためです。
樹形が崩れにくく、目隠しにもなるため、結構植えてらっしゃるお宅も多いのですが、出来ればむしろをまきつけて雪で覆ってあげてもらいたいなと思います。

また、夕方に1件、先日ホームページのフォームよりお問い合わせくださったお客さま宅へお見積りに伺いました。とても広い裏庭にカツラの木が50余本もあるお宅で、アジサイやブルーベリーなどの低木も育てたい、畑もしたいと、どうお庭作業を楽しんでいこうかと思い描かれているお客さまでした。
今回はかなり密にカツラの木が植えられていたため、半分くらいを間引くように伐採し、それにより新たに陽が入った場所に低木などを植えて楽しむという方法にてご提案させていただきました。
なかなか木を伐採するのは可哀想ではありますが、ある程度弱った木を間引くことで、隣の木が大きく生長し、花や実(カツラの木は花を楽しむものではありませんが)をつけ、種の永続・繁栄へとつなげていくことが、その木にとっても良いという考えもあります。いったんはサクランボなどの剪定を含めご検討となっておりますが、伐採であれば時期を問いませんし、サクランボであれば11月中旬くらい(雪が積もる)までは剪定も可能ですので、じっくりとご検討いただければと思います。