今日、AMは以前ホームページをご覧になり、フォームよりお問合せいただいたお客さまの
プンゲンストウヒの剪定に伺いました。
プンゲンスとは先のとがったという意味だけあって、トウヒの中でも刃先が固く、
肌の弱い人だと湿疹が出てしまう恐れもあるほどチクチクします。
ご依頼の内容は、高さを2mほど詰めて欲しいということと、樹形を整えたいという2点でした。
本来、トウヒは剪定をしなくても、ある程度自然に樹形が整う木です。
ただ根が張り、3mを越えたあたりからやたらと成長が早まり、高さを詰めようとしたとき、
そこで初めて剪定が必要となるのです。
<Before> <After>
プンゲンストウヒ・・・やはりクリスマスツリーでいう天辺の星の部分がなくなり、
刃先の固い上向きの葉を剪定すると、どうしても見た目が少し頼りなく見えてしまいます。
しかも、今回は形を鋭角に整えるか、刃先の青白い葉を残すかでそうとう迷ってしまい、
どうです?!恰好よくなったでしょう?とは言いづらい仕上がりになってしまい、
申し訳なくも思っています。
木のことを考えると、もっと枝を短く、内側までハサミを入れたかった、
でも、見た目を考えると、これ以上ハサミを入れると茶色い葉が表面に現れ、見た目が悪くなる。
本当に本当に悩み、迷ってしまった作業となりました。
ただ、この木はあくまで自然樹形の木!今までよりも内側に少し陽も入るようになり、
来春、新しい芽が芽吹いたころ、ひとまわり小さくも、立派なクリスマスツリーの形に
成長してくれるはずです!
PMはお見積だけの予定でしたが、時間もまだ昼を過ぎたばかりだったということで、
そのまま作業もさせていただきました。
サクラの木の伐採ということで、いつもの通り、まずは木に登って枝を安全に落とし、
2mくらいの太い幹だけになったあたりでチェーンソーに持ち替えての伐採作業でした。
ご依頼いただいた動機が、秋に葉が落ちた時、排水溝がつまったり、ご近所に迷惑をかけるという
ことでした。サクラがなくなることで、特に春先は少し寂しくなるかもしれませんが、
代わりにツルバラを育てられるとのことで、サクラとはまた違った、色鮮やかやお庭になると思います。
余談ではありますが、今シーズンはじめてチェーンソーのチェーン(歯)を新しいものに替えました。
やはり切れ味が全然違います。
今日の札幌は夕方から、ややしばらくぶりの土砂降りとなったわけですが、
切れ味の戻ったチェーンソーのおかげで、土砂降りになる前に伐採作業は終わりました。
(ただ、そのあとの片づけの時には土砂降りとなり、気持ちいいくらいに濡れました)