黒松の剪定

今日は昨日に引き続いての2日間作業の2日目として、黒松の剪定に伺いました。
札幌での黒松の剪定となると、気温は問題ないのですが、まだみどり(新芽)が出揃ってないのでは?という印象の方もおられると思います。
みどり摘みなら、みどりが生えそろい、10~20cmくらいに伸びた頃が最適ですし、葉揉み(昨年以前の古葉を落とす)なら、9月頃が最適と言われております。
ただ今回は、昨年お手入れを1年休まれており、2シーズン分の枝を切り整えることがメイン(3シーズン分の枝を一度に切るとさすがに樹形も崩れる危険が高い)であったことから、みどりが生えそろう前に予定させて頂きました。
<Before1(昨日撮影)>         <After1>
IMG_5970 (2) IMG_5978
<Before2(別アングル)>        <After2(別アングル)>
IMG_5977 IMG_5980
見事にAfter1は逆光、After2は後ろの山の木々と同化して、見えづらい写真となってしまいましたが、
お客さまのご希望もあり、一段(50cmほど)低くするために幹を切らせていただき、夏場に最も成長の早いトップを薄めに、枝ぶりが弱い下の枝へ行くほど濃く残させて頂いております。
また、少し顔をのぞかせているみどりも、枝の薄目なところをそのまま残し、枝ぶりの濃い部分ははさみで切りおとしており、来年はみどりが生えそろう6月に仕立てさせて頂ければと思っています。
お忙しいお客さまでしたが、お出かけの合間にわざわざお戻り下さりありがとうございました。
また来年、今度は黒松の仕立てと、イチイ(オンコ)の刈り込み、そしてナナカマドの剪定に伺えればと存じます。
昨日、今日と2日間に渡りお世話になりましてありがとうございました。