庭木の冬囲い作業

今日は春の冬囲い外し、夏の剪定、秋の剪定と、今シーズン既に3日間お世話になっていますお客様宅へ、年間管理の締めくくりともいえる冬囲い作業にお伺いいたしました。
今日は朝起きると土砂降りで、これは作業が無理かなと思いつつも準備だけしていたのですが、すると次第に雨が小降りになり、晴れ間まで出たり、また雨が降ったり、みぞれが混じったり・・・とどうも不安定な天候となりました。しかし今週末や来週にも天気が崩れる予報も出ており、11月、12月のスケジュールを考えると多少なりとも作業を進めさせて頂きたく、お客様宅へ向かわせて頂きました。
到着後も雨やみぞれが降っていたものの、作業を始めようとするタイミングで小降りとなり、その後は午前中は小雨が降ったり止んだりでしたが、午後からは完全に晴れてくれ、予定していた作業もどうにか無事に終えることが出来ました。
<After黒松の雪吊り>

まずは午前中、小雨が降っていたこともあり、まずは低木や植込みの下縛りをおこなっていきました。
その後、次第に天気が持ち直してきたことから、黒松の雪吊りを行いました。
この黒松も夏に剪定させて頂いたのですが、形が良くなったとお客様も喜んでらっしゃいました。

<Afterイトヒバ雪吊りなど>

続いてはイトヒバの雪吊りです。こちらも黒松同様に焼き丸太の先端に釘を打ち、その釘に縄を掛けてばらけない様に固定し、その上からわらぼっちを被せてシュロ縄で固定して準備が完了です。
その焼き丸太をイトヒバの幹付近に立てかけ、縄で固定し、均等に縄が垂れ下がるように意識しながら下枝を縄で吊って作業は完了です。

<After冬囲い1>              <After冬囲い2>
 
続いて植込みや低木類の冬囲いです。ドウダンツツジなどは下縛りをしたうえで竹を組んで三つ又絞りにし、低木のオンコや西洋シャクナゲ、アジサイなども落雪時に折れないよう竹を組みました。
またモンタナマツなどの植込みには、雪で枝が外側へと広がってしまわないよう下縛りをしたうえで、防風ネットを被せてあります。

うちもそうなのですが、こちらのお客様宅も比較的雪の深い地域となることから、大丈夫かなと少し心配もしているものの、人の通る玄関アプローチと、落雪のある部分に関してはしっかりと雪から守れるよう冬囲いはさせて頂いたつもりです。また春先、雪が解けた頃合いにお伺いさせて頂きます。
本日は途中、暖かい飲み物やお菓子などの差し入れもして下さりありがとうございました。